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 ▼会社のスコアカード? 企業戦略?

 私たちの周りには、たくさんのスコアカード(採点票)があります。一番身近なスコアカードはやはりゴルフでしょう。しかし、ここで紹介する「バランス・スコアカード ( Balanced Scorecard ) 」 は、直訳すれば、"バランスの取れた採点票"という意味ですが、その中身は『戦略的経営管理システム』なのです。1992年にロバート・キャプラン教授とデビッド・ノートン氏が提唱した「企業評価モデル」に始まり、世界各国でこの概念を適用した新たな経営戦略モデルが研究されています。

 SOHOや中小企業の皆さんにとって、戦略的経営といってもピンとこないかもしれません。しかし、経営者が自分の実現したい夢に向かって経営方針を決定していく過程において、何をよりどころにして経営の方針を決定していけばいいのでしょうか。総売上高、売上高営業利益率、付加価値、フリーキャッシュフローでしょうか。毎月の試算表や財務指標には、その時点の企業の経営成績がちりばめられています。では、どの数字をどのように活用すればいいのか?そのような疑問に、答えてくれるのがこのバランス・スコアカードなのです。

 キャプラン教授らの原書では、飛行機のパイロットに例えて説明しているのですが、松原恭労司郎氏がバランス・スコアカードを次のように簡潔に説明しています。

 「ドライバー(経営者)であるあなたが、300km離れた目的地(経営目標)に向けて、車(企業)を運転(経営)している状況を想定していただきたい。

 スポーティーなデザインがお気に入りのダッシュ・ボード(パソコンのディスプレイ)には、スピィーディかつ、快適で安全な運転を支援するために厳選された計器類(KPI:重要業績評価指標)が並んでいる。

■走行メーター 財務指標などの遅行指標>これまでの運転の実績
■スピード・メーター 顧客納期達成率など>現在の効率
■ガソリン・メーター 従業員やITへの投資>この先のドライブの可能性

目的地へ時間通りに到着する(経営目標の達成)するためには、ドライバー(経営者)は過去、現在、未来を示す計器類に対して、走行中に適時にバランスよく目を配る必要がある。」


バランス・スコアカードは@顧客の視点 A業務プロセスの視点 B人材と変革の視点 C財務的視点の4つの視点について、それぞれ次にあげる項目を設定していくのだか、4つの視点は会社によって自ら最適なものを選べばよいのです。

1:戦略目標 この視点で成就しなければならない基本目標
2:重要成功要因 戦略目標を達成するのに必要な必要不可欠な要因
3:業績評価指標 重要成功要因を継続して測定する評価指数
4:ターゲット 業績評価指数の目標値
5:アクションプラン アクションプラン:具体的な対策、アクションプラン


 
Start
ビジョン・戦略
バランス・コアカードの4つの視点
顧客の視点
●戦略目標
●重要成功要因
●ターゲット
●戦略プログラム
/アクション・プラン
業務プロセス
の視点
●戦略目標
●重要成功要因
●ターゲット
●戦略プログラム
/アクション・プラン
人材と変革
の視点
●戦略目標
●重要成功要因
●ターゲット
●戦略プログラム
/アクション・プラン
財務的視点
●戦略目標
●重要成功要因
●ターゲット
●戦略プログラム
/アクション・プラン
バランス・スコアカードの実行
結果の分析と報告
Success!
 

そして、このバランス・スコアカードを、全社レベルから各事業部、従業員レベルまで落とし込んだものを作成し、それぞれの社員が、各自のアクションプランを実行していきます。アクションプランは、業績評価指標によって進捗度が評価され、フィードバックしながらスコアカードを改善していくというサイクルを作ります。すると、それぞれのレベルのバランス・スコアカードに従った行動が、結果として全社一丸となって将来のビジョンの実現に向かっていく行動になっているのです。

戦略・ビジョンという、概念的なものを具体的な指標やアクションプランに落とし込んでいく具体的なツールもいろいろ用意されています。今度、会社のスコアカードをつけてみたらいかがですか。


(参考文献)
1.ロバート S. キャプラン,デビット P. ノートン 『バランス・スコアカード』 生産性出版,2001
2.松原恭労司郎 『バランス・スコアカード経営』 日刊工業新聞社,2000
3.吉川武男 『バランス・スコアカード入門』 生産性出版,2001
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